WordPressカスタマイズ（ルートディレクトリ表示）

WordPressカスタマイズ（ルートディレクトリ表示） Webサイト運用
2018年10月7日
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当サイトの「Webサイトのはじめ方」にてWordPressをインストールしましたが、そのままでは「https://ドメイン名/wp/」というURLでアクセスすることになります。ドメイン名の後ろの「wp」がWordPressをインストールしたディレクトリを指しますが、WordPress以外のCMS（コンテンツ管理システム）に変更するなど、今後、WordPressを使わなくなった場合でもSEO対策（検索エンジン最適化）の観点ではURLが変わらないように「wp」というサブディレクトリを残しておく必要があります。後で「wp」の取扱いに困りますので初めから「wp」を使わない「https://ドメイン名/」というURLでのWebサイト運用をはじめます。ここでは、WordPressのインストールディレクトリは「https://ドメイン名/wp/」のまま変更せずにWebブラウザでアクセスする時に「https://ドメイン名/」でアクセスするようにWordPressの設定を変更する設定方法をまとめました。

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ファイル（index.phpと.htaccess）の複製

FTPやファイルマネージャーを利用して「wp」直下にあるindex.phpと.htaccessファイルを「ルートディレクトリ」へ複製してください。ここでは「さくらインターネット」を参考に説明しますので、契約しているサーバーサービスで読み替えて実施してください。

  1. 「サーバコントロールパネル」にログインして、「ファイルマネージャー」の「wp」ディレクトリを表示します。
    ファイルマネージャー
  2. 「index.php」ファイルと「.htaccess」ファイルにチェックを入れて、「整理」-「指定の場所に複製」の順にクリックします。
    ファイルマネージャー（）
  3. 「ルートディレクトリ」を選択して、「OK」をクリックします。
  4. 「.htaccess」ファイルの上書き確認が表示されたら「はい」をクリックします。
  5. 「ファイルマネージャー」で「ルートディレクトリ」に「index.php」ファイルと「.htaccess」ファイルが表示されることを確認します。

ファイル（index.phpと.htaccess）の編集

「ファイルマネージャー」で「ルートディレクトリ」にコピーした「index.php」ファイルと「.htaccess」ファイルをダウンロードして、編集して「ルートディレクトリに」アップロードします。

  1. 「ファイルマネージャー」で「index.php」ファイルと「.htaccess」ファイルにチェックを入れて、「ダウンロード」をクリックします。
    ファイルマネージャー（index.phpと.htaccessのダウンロード）
  2. ダウンロードのダイアログが表示されたら「開始」をクリックします。
    ファイルマネージャー（index.phpと.htaccessのダウンロード開始）
  3. ダウンロードした「.htaccess」ファイルを「サクラエディタ」などのテキストファイルで開きます。
    「.htaccess」ファイル（更新前）
  4. 「.htaccess」ファイルの編集して保存します。
    「wp/」の部分を2か所（編集前の太字部分）削除します。
    （.htaccess 編集前）

    # BEGIN WordPress

RewriteEngine On
RewriteBase /wp/
RewriteRule ^index\.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /wp/index.php [L]


# END WordPress

    （.htaccess 編集後）

    # BEGIN WordPress

RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^index\.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]


# END WordPress

    「.htaccess」ファイル（更新後）

  5. 編集前後の「.htaccess」ファイルを「WinMerge」等のテキストファイル差分をチェックするツールで比較して追記した部分以外に変更がないことを確認します。
    「.htaccess」ファイル（差分比較）
  6. ダウンロードした「index.php」ファイルを「サクラエディタ」などのテキストファイルで開きます。
    「index.php」ファイル（更新前）
  7. 「index.php」ファイルの編集して保存します。
    「/wp」の部分を1か所（編集後の太字部分）追記します。
    （index.php 編集前）

    /** Loads the WordPress Environment and Template */
require( dirname( __FILE__ ) . '/wp-blog-header.php' );

    （index.php 編集後）

    /** Loads the WordPress Environment and Template */
require( dirname( __FILE__ ) . '/wp/wp-blog-header.php' );

    「index.php」ファイル（編集後）

  8. 編集前後の「index.php」ファイルを「WinMerge」等のテキストファイル差分をチェックするツールで比較して追記した部分以外に変更がないことを確認します。
    「index.php」ファイル（差分比較）
  9. 「ファイルマネージャー」で「ルートディレクトリ」を表示した後に「アップロード」をクリックします。
    ファイルマネージャー（アップロード）
  10. 「index.php」ファイルと「.htaccess」ファイルをアップロードダイアログにドラッグして、「アップロード開始」をクリックします。（※画像は1ファイルですが2ファイルまとめてアップロードしてください。）
    ファイルマネージャーアップロードファイル選択
  11. 上書き確認のダイアログが表示されたら「はい」をクリックします。
    アップロード上書き確認
  12. アップロードの状態が2ファイルとも完了になったことを確認したら「閉じる」をクリックします。
    アップロード完了

WordPressのアドレス（URL）変更

WordPressの一般設定からアドレス（URL）を変更します。

  1. WordPressの管理画面から「設定」をクリックして、「一般設定」を開きます。
    WordPress管理画面「設定」
  2. 「サイトアドレス（URL）」の末尾の「/wp」を削除して、画面下部の「変更を保存」をクリックします。（※WordPressアドレスではありませんので間違えないように注意してください。）
    WordPress管理画面「設定」サイトアドレス編集後
  3. 「設定を保存しました。」が表示されたら設定完了です。
    WordPress管理画面「設定」サイトアドレス設定変更完了
  4. Webブラウザで「https://ドメイン名」のアドレス（URL）でアクセスします。
    ルートディレクトリでの表示

これで、ルートディレクトリ表示の設定は終わりです。「WordPressカスタマイズ一覧」に戻って次の手順に進んでください。

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