プロジェクトマネジメントやプロジェクトマネージャーといった言葉を使いますが、そもそもプロジェクトの意味って何だろうと疑問に思いませんか?
実は、この記事で紹介する説明を理解すると、誰でも簡単にプロジェクトって言葉を正しく使えます。
なぜなら、私が実際に調べて、理解した内容を分かりやすく解説しているからです。
この記事では、『プロジェクトとは?』を理解するためのポイント4つでご紹介します。
記事を読み終えると、今後『プロジェクト』の意味で悩むことは一切なくなります。
プロジェクトとはどう定義されているの?
プロジェクトとは独自性と有期性がある業務と理解しよう
PMBOK(Project Management Body of Knowledge)ガイド(プロジェクトマネジメント知識体系ガイド)では下記のように定義されています。
プロジェクトとは、独自のプロダクト、サービス、所産を創造するために実施する、有期性のある業務である。
つまり、独自性と有期性がある業務がプロジェクトです。
- 独自性とは他と違うこと。
- 有期性とは期間が決まっていること。
プロジェクトっていくつもありますが、それぞれの内容は別モノで期間限定で実施するモノで比べてみても同じモノが全くないですね。
意外と身近にあるプロジェクト
プロジェクトと聞くと巨大な建造物を作るような壮大な業務を思い浮かべるかもしれませんが、独自性と有期性があるならプロジェクトです。
次のような身近な行いもプロジェクトと呼べると思いませんか?
- 住居の引っ越し
- 資格取得
- イベント開催
プロジェクトはどういった時に生まれるの?
次にプロジェクトがいつ生まれるのか考えてみましょう。
プロジェクトは背景や目的があって立ち上げます。例えば、ビジネスでは新規製品を開発する、新規サービスを開発する、法律の改正に合わせて社内規定を見直すといったビジネス観点で日常の業務と違う特別な業務が必要になった時です。
プロジェクトの対義語が定常業務であるが違いは何か?
『プロジェクト』が理解できました。新しい用語を知ると対義語も気になりますね。ズバリプロジェクトの対義語は定常業務と言えるでしょう。
対義語は独自性も有期性もない業務ですので、言い換えますと類似性があり無期限に行う業務です。つまり日々行う『定常業務』と呼べます。
プロジェクトと定常業務の違いを簡単な表でまとめています。
プロジェクト | 定常業務 | |
---|---|---|
特徴 | 独自 | 類似 |
期間 | 有期限 | 無期限 |
業務(例) | 商品開発 サービス開発 システム開発 |
商品販売 経費清算 システム運用 |
プロジェクトとタスクの違いは?
『プロジェクト』と混同する用語『タスク』を理解しよう
混同して使ってしまいがちな『タスク』も合わせて理解しましょう。タスク(TASK)は和訳すると『作業』や『課題』となります。またIT用語では『コンピュータが処理する最小の単位』を表す言葉として使用されます。
つまりタスクは最小単位で取り組む作業を指します。
タスクを理解したらプロジェクトとの違いを確認しよう
プロジェクトとタスクの違いは下記のイメージとなります。
- タスク:作業の最小単位。
- プロジェクト:タスクが複数集まった、まとまりのある作業単位。
つまりプロジェクトを分解して扱いやすい大きさにした作業がタスクと言えますね。
まとめ:プロジェクトとは何かを理解しよう
上記で紹介した解説を理解していただくと、今後は『プロジェクト』の意味で一切悩まなくなります。
最後にもう一度内容を確認しましょう。
- プロジェクトとは?
→プロジェクトは独自性と有期性があるものと理解しよう
- プロジェクトはいつ立ち上げるのか?
→ビジネス観点で日常の業務とは違う特別な業務が必要になった時 - プロジェクトと定常業務の違いは?
→プロジェクトは独自性のある期限付きの業務。
→定常業務は日々繰り返し行う日常の業務。 - プロジェクトとタスクの違いは?
→タスクは作業の最小単位。プロジェクトはタスクが複数集まるまとまりのある作業の単位。
最初は理解できないと思いますが、何度もこの記事を読み直して自分のものにしてください。
自分のモノにしてしまえば、余裕ができ、別の用語の理解にも繋がります。